有料リンクと相互リンクの違いは?
Googleの「ウェブマスターオフィスアワー」2019年12月17日の内容です。
質問「有料リンクと相互リンクの違い」
そのサイトは「Googleのガイドライン違反に当たらない自然な相互リンクの募集」
という形で募集案内をしていますが、
実際のリンク構造を見ると、リンク元に送客する代わりにリンクをもらう構造になっており、
実質的に有料リンクと同じではないかな?と思いました。
「現金のやり取りが発生しているのかは外部からはわかりません
Googleのガイドラインに照らすと、こういった相互リンクは有料リンクに
該当しないのでしょうか?金銭と同等の利益(送客)を与える見返りに
リンクをもらう行為は、現金のやり取りがないので有料リンクとはならないのでしょうか?
該当しないのであれば、こういったスパムに近い形のリンク営業がやりたい放題になるなと思いました。
Google金谷氏の回答
ガイドラインぶ違反するかに関しては、このケースでは限りなく違反する形に近いと思います。
じゃあ相互リンクがだめなのか?という話になるんですけど、
相互リンクってインターネットの黎明期からある古き良き文化みたいなところもあると思うんですよ。
なので相互リンク全般がだめだと言っている訳ではないんですよ。
でもやっぱり相互リンクをすることでGoogle検索で優位な立場に立とうと思っているような相互リンクのお願いというものは、
「有料リンク」という言い方をしているんですけど、仮に無料であったとしてもガイドラインに違反する意可能性が高いなと。
「不自然なリンク」、という表現をしていますからね。
その判断基準として考えて頂きたいのは
「このリンクはGoogleがなかったらやらなかったかどうか」
それを考えて頂いて、Googleが無いんだったらこれやらないな、というものは違反する可能性が高いので、
もしやりたいのであれば「rel=sponsored」などをつけて対応して頂いても良いし、
そういったアノテーションをつけないのであればGoogleは手動対策であったり自動対策をすることもあります。質問者へのコメントとしては
こうしたリンクはほとんどGoogle側で無効化されていたりするんで
何かフラストレーションを感じて頂く事はそんなになくて、全然大丈夫ですよ、と。
こういうリンクは「不自然なリンク」という事をきちんと把握していますので大丈夫です。
▼ガイドラインはこちらです↓
リンク プログラム – Search Console ヘルプ – Google Support
●PageRank を転送するリンクの売買。これには、リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りすることや、リンクに関して物品やサービスをやり取りすること、特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送ることなどが含まれます。
●過剰なリンク交換、または相互リンクのみを目的としてパートナー ページを作成すること。
アンカー テキスト リンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクル マーケティング キャンペーンやゲスト投稿キャンペーン。
●自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
●第三者のコンテンツ所有者に対し、nofollow など PageRank をブロックする手段を必要に応じて利用するかどうかの選択権を与えずに、特定の利用規約、契約、または同様の取り決めの一部として、リンクを義務付けること。さらに、サイトの所有者によりページの編集時に配置されていないリンクや保証されていないリンク(不自然なリンク)を作成することは、Google のガイドラインへの違反と見なされる場合があります。
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SEOコンサルタントの感想
簡単には
①相互リンクの募集も意図的なものだからガイドライン違反。
②基本的に「不自然なリンク」は無効化される
です。
ここからは白石の考えですが
「不自然なリンク」に見えないような相互リンクであれば良い訳です。
お互いのサイトのジャンルが同じであるとか、お互いに参考資料として引用しあうとか。
手を抜いてただリンクを付けあうから「不自然なリンク」に見えるのです。
それから「rel=sponsored」などをつける、というヒントもありましたね!
SEOをする時には「作為的なSEO」に見えないように心がけると良いです。
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