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「サイトが飛ぶ」という言葉について/「Googleは敵ではない」

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「サイトが飛ぶ」という言葉について/「Googleは敵ではない」

Googleの「ウェブマスターオフィスアワー」2019年12月17日の内容です。

Google金谷氏のコメント

■Google金谷氏

「サイトが飛ぶ」という話が気になりました。
みなさんが「サイトが飛んだ」みたいな使い方をしているのは理解していますが、
「サイトが飛ぶ」というのが、ベテランの方は色々な種類があるというのを理解していると思います。
ただそういった会話を見た初心者の方が「サイトが飛ぶ」という言葉の中に集約されてしまって全部同じ現象のように捉えている方もいると思います。
例えば僕が考えられるものは「ガイドライン違反で手動対策が行われて順位が落とされたケース」。飛んで無いんですよ順位が下がっただけなんです。
また、「ガイドライン違反で手動対策があってインデックスから削除されたケース」
これはスパムの程度が重かった為にインデックスから削除されたようなケースもあります。
おそらくこれは「飛ぶ」という表現が適切なような気がします。
そして3つ目「ガイドライン違反でアルゴリズムの対策によって表示されにくくなったケース」
4つ目は「ガイドラインとは全く関係なくアルゴリズムの変動によって順位が下がったケース」
これも飛んではいない。下がっただけ。
5つ目は「ガイドラインとは全く関係なくアルゴリズムの変動によって表示されにくくなったケース」
「順位が下がった」と「表示されにくくなったケース」がどう違うんだと言われると、細かくは説明できないんですけど、ひとつじゃないんです。
他にも「noindexを入れてました」というようなケースも結構あるんですよ。
なので設定ミスによるケースもあります。
ぱっと思いつくだけでも6つのパターンがあって。
ですのでホワイトな施策をしていたのに飛んだ。
でブラックなな施策をしていたので飛んだ。
みたいな会話があると全部同じ現象のように感じるかもしれないですけど、実は飛んだという内容というのは全然違うんです。
おそらく専門家の方はわかっているんです。わかって話しているんですけど、
その会話を見た初心者の方が「ホワイトな施策やっても飛ぶんだ」
と思ってしまうのがもったいないなと。間違った方向に行くのはもったいないと思うのでそこはなんとか伝えたいなと思います。
Googleってみなさんが攻略したいものとして祭り上げられたりしたり、対策したいものとしてだったり、
敵みたいな感じで感じている人もいると思います。
でも僕らのスタンスって、全員が納得できる検索結果を提供するって簡単ではなくて、目指しているんですけどまだまだできていない事も多くあります。
なので僕らは敵ではなくなるべくみなさんの声を吸い上げてちゃんと検索エンジンに反映させてって間に立とうとしている。
公式情報としては、情報としてフォローしてほしい。
そうした上で、世に流れている事の何が真実で何が真実じゃないのかという事を色々見極める基礎ができるかなと。
僕等が目指しているものと出来ているものがあるんですよ。
「僕等が目指しているものはこうだ、でも実際はこうだから攻略してやれ」
という気持ちはわかるんですけど、そういう全体頭が見えてやっている方とそうじゃなくて「そういうふうにやるのがSEOなんだ」という感じに思っている方も沢山いると思います。
初心者の方を惑わせるような用語の使い方とか避けてほしいと思うし、
「アフィリエイト塾」のような生徒さんがいる方は素晴らしいと思うので
是非そういった事をきちんと教えてあげてほしいなと。

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SEOコンサルタントの感想


私あたりの感覚ですと手動ペナルティ、アルゴリズムなどでサイトが圏外になったら「飛んだ」と使ってました。
勿論、ホワイトなSEOを行ったサイトでそのような事は基本的にはありません。
ただホワイトなSEOを行ったサイトでもキーワードによってはずっと圏外のサイトもありますね。

  • B!