ブログはローカルサービス業にとって必要か?
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グーグル検索広報担当のSearchLiaison(中の人はダニー・サリバン氏)に、Xで次のように質問した人がいた:
『お聞きしたいことがあります。地域に根差したサービス業は、検索順位を上げるために必ずしもブログを書く必要はないと私は長年思っていました。でも、ブログを書くべきという考えは広告代理店の世界では一般的ですよね。どう思われますか?』
■Google Danny Sullivan(ダニーサリバン)氏
ブログはおろか、ウェブサイトさえないにもかかわらずグーグル検索の上位に入っているビジネスのリスティングは、実際に存在します。とは言うものの、やはり2024年ですから、基本的なウェブサイトくらいはあった方がよいでしょう ―― いまどき基本的なウェブサイトがあるのが普通と思われているので。
ブログについてはどうでしょう? 発信する内容として、独自で、興味深く、既存のお客様にとって有益だと思えるものがあるのならば、ブログを書くことは理にかなっていると思います。
他の業務をこなしながらブログを書く時間も取れるのでしたら、やってみる価値は大いにあるかもしれません。
I've seen — and personally been to — businesses that didn't have a site — much less a blog — that ranked in Google. I'd still recommend a business have at least a basic site just because, well, it's 2024 and websites are a pretty common expectation. Blogging? If you have…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) March 22, 2024
10年前ならともかく現代では、ウェブから集客しようとするなら中小企業はもとより個人ビジネスであっても、公式サイトは必須だろう。たとえば飲食店であれば、最低限、次のような情報を公式サイトで提供したい:
・アクセス方法(住所・地図)
・営業時間
・メニュー
・お店の紹介
・外観・内装の写真
・メニューの写真
・店長あいさつ
・問い合わせ先
住所や営業時間ぐらいならばソーシャルメディアのプロフィールに記載できる。しかし上記のような内容を揃えていくとなると、やはり何らかのサイトが欲しいところだ(もっともこのコラムの読者で自社サイトを所有してない人はいないと思うが)。
ブログに関しては、たしかに判断が難しい。「ファンを作る」「新規顧客を開拓する」「強みを知ってもらう」という目的を考えると、何らかのコンテンツを発信していくのが、やはり強いだろう。
ただしサリバン氏が言うように、有益なコンテンツでなければならないし、そのためには工数が必要だ。
リソースや時間が割けずに更新できず、最新記事が数年前
・更新しているが、顧客が価値を感じないコンテンツばかり
・といった状況では、ブログは無意味どころか逆効果になりかねない。
SEOコンサルタントのまとめ
質問:地域に根差したサービス業はブログを書く必要はありますか?
■Google ダニーサリバン氏
「やはり2024年ですから、基本的なウェブサイトくらいはあった方がよいでしょう」
「ブログについてはどうでしょう? 発信する内容として、独自で、興味深く、既存のお客様にとって有益だと思えるものがあるのならば、ブログを書くことは理にかなっていると思います。」
【白石】
情報だけでなく、お菊様に親しみを持って頂いたりすることにもブログやSNSは役立つと思います。
公式な情報コンテンツは堅い文章になりがちなところを、ブログやSNSでは親しみをもった書き方にするのもひとつのアイデアだと思います。