【SEO】GoogleがWordPressと協力しサイトの表示速度向上を目指す!
GoogleがWordPressサイトの速度の向上に取り組む
GoogleはWordPressサイトのウェブページ表示速度の向上に本腰を上げて取り組む[GIGAZINE]
世界最大のCMS「WordPress」によって作成・管理されるサイトはページ表示速度の点で難があるとのこと。そこで、ウェブページの表示速度向上を狙うGoogleは、WordPressと協力して、サイトのページ表示速度アップに取り組む構えです。
Googleは2015年からモバイル向けにページ表示速度の向上を図るためのAMPを推進し、ウェブサイトの最適化レベルをチェックできるツール「Mobile Website Speed Testing Tool」を公開するなど、より快適なウェブサイト構築に向けての取り組みを強化してきました。さらに、2018年7月からは、モバイル版の検索ランキングに「ページ表示速度」の要素を取り入れることを発表しており、さらにページ表示速度強化に努めています。
Googleがモバイルページの表示速度強化に取り組むのは、ほとんどの検索がモバイル端末から実行されているのを示すデータがあるから。ページ表示速度が遅いサイトではユーザーエクスペリエンスが低下し、サイトのコンバージョンに悪影響を与えることから、サイトのページ表示速度アップはGoogleの利益にも直結する問題だというわけです
CMSにおける59%という圧倒的なシェアをもつWordPressは、いまやウェブ全体の29%のサイト構築に利用されているウェブに欠かせないサービスにまで成長しました。ところが、CMSの中でもWordPressを利用するサイトはページ表示速度で劣るというデータが出されています。
以下のGoogle作成のグラフは、WordPress利用サイトとWordPress以外のCMSを利用するサイトのウェブ表示速度のパフォーマンスを比較したもので、数字が小さい(グラフが短い)ほど性能が高いことを示します。リクエストに応じた処理速度の比較では、フォント・HTML・CSS・JS・Img・総合のすべての指標でWordPressは他のCMSに劣ります。
全体の3割を占めるWordPressを利用するサイトのページ表示速度が遅いという問題は、仮に解決できればウェブサイトの3割を改善できるというわけで、Googleとしては見過ごしておけない重大事です。そこで、GoogleはWordPressエコシステムの開発に積極的に関与することで、WordPress利用サイトのページ表示速度を高める取り組みを始めています。
GoogleはWordPressのプラットフォーム専属のパフォーマンス改善を行うために、技術者の募集を始めています。さらに、パフォーマンスの改善だけでなく、PWA(Progressive Web Apps)などの導入も進められると予想されています。
SEOコンサルタントの感想
WordPressの表示速度についてはプラグインをいろいろと利用していますが、
それでもまだまだ遅い状態です。
少しでも速くなることは非常に良い事です。
サイトの表示速度関連リンク
Google、モバイル検索ランキングにサイトの速度を加味 7月から[ITmedia]
米Googleは1月17日(現地時間)、モバイル検索の結果の表示ランク付けに使うファクターとして、Webサイトのスピードを追加すると発表した。7月から実施する。
Googleが「Speed Update」と呼ぶこの変更の影響を受けるのは、「ユーザーに非常に遅い体験をさせるWebページ」のみで、かつクエリのごく一部についてだとしている。
ユーザーの検索目的もファクターとして引き続き重視するので、遅いサイトでもクエリと関連性が高く、有用なコンテンツであればランクは下がらないという。
同社はWebオーナーに対し、パフォーマンス計測ツールなどで自分のサイトの速度を計って改善していくことを勧めている。
Googleが「スピードアップデート」を2018年7月に実施!SEO専門家のコメントなど
【SEO】サイトを速く(高速化)するWordPressのプラグインまとめ[スピードアップデート]
Googleが「スピードアップデート」を2018年7月に実施!SEO専門家のコメントなど
Google「検索意図は依然として非常に強いシグナル」…SEOテクニックに走りがちなユーザー
「スピードアップデート」についてGoogleは「凄く表示が遅いサイトだけですよ、順位に影響するのは」と言っています。
そして
「そんなことより検索意図のほうがよっぽど順位に影響があるよ」
という事です。
「スピードアップデートが始まりスポードは順位に影響あるよ」と言われると慌てて
「いけない!サイトの速度を速くしなきゃ!」
となるユーザー(企業の方)が多くいらっしゃるように思えます。
ですがGoogleやSEO専門家にしたら
「いやいや、順位関係なくサイトは速くすべきでしょ。」
「ユーザーの利便性を考えたら速くするべき」
という事です。
順位に関係ないならユーザーが不便でも関係ない、というのは良くありませんし、
「表示速度が3秒以上のサイトは53%のユーザーが離脱する」
というデータもあるように、サイト管理者(会社の方)が意識していないだけで実はユーザーが離れているのだと思います。
これは機会の損失ですよね。
【SEO】初心者向け「WordPressのSEO」プラグインまとめ
速度計測ツール
Googleの速度計測ツールを紹介します。
■RAIL モデルでパフォーマンスを計測する
https://developers.google.com/web/fundamentals/performance/rail?hl=ja
■Leveraging the Performance Metrics that Most Affect User Experience
https://developers.google.com/web/updates/2017/06/user-centric-performance-metrics
■Chrome User Experience Report
https://developers.google.com/web/tools/chrome-user-experience-report/
■Lighthouse によるウェブアプリの監査
https://developers.google.com/web/tools/lighthouse/?hl=ja
SEOまんが
【SEO動画】「まんがでわかるSEO」SEOコンサルタント勝子/プロローグ『SEOコンサルタント登場』
【SEO動画】「まんがでわかるSEO」SEOコンサルタント勝子/第1話『SEO・内部対策をしよう!』
SEO関連著書
【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿