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Google検索「牛乳」で「超危険!」という記事が上位で話題に!その後順位とSEOは?

投稿日:2017年9月13日 更新日:

Google検索「牛乳」で「超危険!」という記事が上位で話題に!その後順位とSEOは?

「牛乳は超危険!」がGoogle検索最上位?

Googleでキーワード「牛乳」を検索した時に「牛乳は超危険!」というサイトが1位に来るという事が話題になっています。

この記事によると

という記事が9月13日11時時点で1位に表示されており、その記事の内容が

2015年7月放送の『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)で、お笑いタレント・松嶋尚美が「牛乳を飲むことで、体内のカルシウムが尿と一緒に排出される」「乳製品を多く摂っている国は、骨粗鬆症にかかりやすい人が多い国」という理由から、「子供に牛乳を飲ませていない」と発言して物議を醸した。
[ビジネスジャーナル]より

血中のコレステロールや中性脂肪を増やし、糖尿病や肥満、高脂血症などの生活習慣病にかかりやすくなるリスクもあります
[ビジネスジャーナル]より

などの内容があり、それらが本当か?というのが「ねとらぼ」の記事です。

Google検索「牛乳」の順位は?

私が2017年9月13日17時にGoogleで「牛乳」と検索した時にはこの
『牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れ』
という元の記事は見当たりませんでした。

SEO順位チェックツールの「SEOチェキ!」で調査してみたら「圏外」でした。
Google検索「site:http://biz-journal.jp/2016/01/post_13453.html」
でも出ませんでした。

もしかしたらGoogleへの通報、フィードバックが殺到してGoogle対処したのかもしれません。
Googleは昨年の「WELQ問題」を受けて医療・健康分野の検索結果について厳しくなったと言われています。

また、ユーザーやSEO・IT系の専門家なども常に目を光らせるようになりました。
それにしてもGoogleの対処の早さには驚きました。

Google検索「牛乳」のSEO

しかしながら『牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れ』という記事が1位になっていた事は事実のようです。
そしてこのサイト、記事は「キュレーション」ではないようなのですが文章自体は「WELQ」の記事に似ています。
「WELQ」の記事が上位に来たSEOについては『DeNAと万引きメディアの大罪』と言う本と

の記事に書きました。
この中で私はタイトルは
『デタラメ医療サイトWELQが検索上位に表示されたカラクリ』
という内容でSEOの解説を書かせて頂きました。「WELQ」の中の
『肩こりがひどいのは病気が原因?気になる怖い病気とセルフ対処法』というページを例に、

・タイトルでのSEOテクニック
・長文と追記の効果
・Hタグの適切な記述
・「Googleの検索意図の網羅性」を意識したと思われるキーワード
・パンダアップデートを掻い潜るWELQの記事

など、このページのSEOの優れている点を解説しました。

ここで『牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れ』上位に来た理由、SEOについて考えられるものを挙げてみます。
SEOで上位に来る要因としては「被リンク」「ドメインの力」が大きいのですがここでは「記事コンテンツ」のみのSEOを考えてみます。

タイトルでのSEOテクニック

『牛乳は超危険!子供は絶対NG!がん・糖尿病・脳梗塞・心筋梗塞の恐れ』
「牛乳」というキーワードが入っています。

長文と追記の効果

ざっとこの記事の文字数を調べたら「(約)3028文字」ありました。
1万字とは言わないまでもかなりの文字数です。そしてキュレーションでなくオリジナルテキストですから価値もあります。

「Googleの検索意図の網羅性」を意識したと思われるキーワード

「牛乳」の「共起語」を調べたらこのようなものがありました。

牛乳 情報 商品 ml ミルク レシピ サイト 生乳 一覧 製品 ウワサ 記事 カルシウム 食品 脂肪 乳業 トップ ブランド 乳脂肪 成分 おすすめ 殺菌 ヨーグルト

そしてこの記事には「牛乳」はもちろん「脂肪」「乳脂肪」「乳業」「食品」などの共起語があります。そして「牛乳」というワードも非常に多く使われています。

ドメインパワーが強く被リンクも多いニュースサイトなどがこのような記事を書けば上位に表示させることは難しくないという現状です。
今回の件はそれを防ぐ為にネットユーザーが監視して通報し(※推測です)それを早めにGoogleが対処した、というモデルケースになると思います。
この対応や状態は「逆SEO」や「誹謗中傷対策」と同様で、「記事自体の削除」はできない代わりに
・Google検索結果での順位を落とす
・「情報が誤っている」あるいは「誇張した表現」という事を伝えたサイトを上位表示させる
という状態になっています。

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