地方自治体の災害関連ページを、無料でCDN化する方法はAMP化!
地方自治体の災害関連ページを、無料でCDN化してアクセス集中に備える方法
地方自治体の災害関連ページを、無料でCDN化してアクセス集中に備える方法【SEO記事12本まとめ】[Web担当者Forum]
アクセス集中でもサイトを問題なく機能させるには、サーバーやネットワークを増強するかCDN(コンテンツ配信ネットワーク)を利用するのが基本だ。とはいえ、地方自治体の予算ではどちらも厳しいのが現実だろう。
しかし今は、グーグルのCDNを無料で利用できる方法があるのを、あなたは知っていただろうか?
それは、ページをAMP化することだ。AMP版ページをグーグルが正しく認識すれば、AMP版は自動的にグーグルのAMP用CDNから配信されるようになる。つまり、情報を探す人のアクセスは自動的にグーグルのCDNで受け止めてくれるのだ(グーグルの検索結果ページや一部のアプリなどからのアクセスのみで、モバイル限定だが)。
グーグルのCDNならば、ちょっとやそっとアクセスが多いからといって、落ちることはもちろん動作が緩慢になることもないであろう。つまり、あなたのネットワークやサーバーには何も手を加えなくても、アクセス急増に耐えやすくなるのだ。
もちろん、キャッシュなので刻々と変化する最新情報の提供には不向きかもしれない(常に最新のコンテンツをAMPキャッシュに反映する仕組みはある)。
それでも、避難場所やハザードマップなど頻繁には更新しないコンテンツなら、キャッシュでもさほど問題にはならないはずだ。サイト全体ではなく、自然災害のように短時間のアクセス集中が想定されるコンテンツだけAMP対応するといった選択もできる。
また、AMP化で情報がCDNから配信されるようになるのは、前述のように一部のモバイルアクセスだけだ。商用CDNや万全のサーバー増強に比べれば完璧ではない。
しかし、万全の備えができないのであれば、少しでも改善しておくことも検討する価値はあるだろう。それによって救われる人が増えるのならば、たとえ海外企業のインフラであったとしても最大限に利用して損はない。
それに、サイトの一部だけAMP版に対応するのならば、CDNの導入やサーバー増強に比べて追加のコストや維持負担がはるかに少なくて済むはずだ。
Google金谷氏
冗談でもポジショントークでもなくて、政府や公共団体のウェブ担当者の方々には災害情報だけでも AMP 対応して欲しいですね。実際多くの地域の公共団体のサイトが繋がらなかったり重くなったりしていますが、AMP 対応すれば専用のキャッシュサーバーからコンテンツが配信されるので快適に閲覧できます
冗談でもポジショントークでもなくて、政府や公共団体のウェブ担当者の方々には災害情報だけでも AMP 対応して欲しいですね。実際多くの地域の公共団体のサイトが繋がらなかったり重くなったりしていますが、AMP 対応すれば専用のキャッシュサーバーからコンテンツが配信されるので快適に閲覧できます https://t.co/AEFvBiqrMc
— 金谷 武明 (@jumpingknee) 2019年10月12日
こちら多少文脈がありまして、何か唯一のソリューションとして話していたのではなくて、高速化のために AMP を導入すると、こういった災害時にも役に立ちますよ、という話が前提となっています。
こちら多少文脈がありまして、何か唯一のソリューションとして話していたのではなくて、高速化のために AMP を導入すると、こういった災害時にも役に立ちますよ、という話が前提となっています。
— 金谷 武明 (@jumpingknee) 2019年10月12日
SEOコンサルタントのまとめ
AMP化はこのようなメリットもあるんですね。