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Googleが検索結果から削除した内訳を発表!

投稿日:2018年3月5日 更新日:

【逆SEO】Googleが検索結果から削除した内訳を発表!

Googleが検索結果から削除したサイトのデータです。

「透明性レポート」2018年版を公開

Googleが「忘れられる権利」により削除したURLの詳細な内訳が示された「透明性レポート」2018年版を公開

2014年5月欧州司法裁判所において、Googleなどの検索結果から自身に関する情報の削除を求めることができる「忘れられる権利」を認める判決が下されました。そこで、Googleでは同判決後の情報削除の受付を開始以降、検索結果インデックスから除外したURLの内訳などをまとめた「透明性レポート」を定期的に更新しています。そのレポートの、2018年2月までの情報をまとめた内容の更新が行われました。

欧州のプライバシー法に基づく検索結果の削除

プライバシー法に沿った Google 検索結果からの URL の除外
欧州連合司法裁判所の 2014 年 5 月の判決で、個人が Google のような検索エンジンに対し、個人の名前に基づく検索クエリの特定の検索結果を削除するよう要請する権利が認められました。検索エンジンは、個人の社会的役割を含め、公共の利益に資する要因を考慮し、問題のリンクが「不適切である、無関係である、現在は無関係になっている、または過度である」場合にこれに従う必要があります。検索結果から除外されるのは、個人の名前をキーワードとする検索で表示されるページのみです。Google は欧州のすべての Google 検索結果(フランス、ドイツ、スペインなどでのユーザーの検索結果)から該当 URL を除外し、削除リクエストを行った人の国からの該当 URL に対するアクセスを位置情報信号に基づいて制限します。次のグラフは、2014 年 5 月 29 日以降に Google が受け取ったリクエストの総数と除外がリクエストされた URL の総数を示しています。

■除外リクエスト:655,429

■除外がリクエストされた URL:2,439,892

■リクエスト数の推移

■リクエストされたURLと除外されたURL
・除外されなかったURLの総数:56.7%
・除外されたURLの総数:43.3%

このグラフは、審査後に除外された URL の割合と実際の件数を示しています。このグラフは、Google が正式にリクエストの処理を開始した 2014 年 5 月 29 日からのデータに基づいて生成されています。このグラフには、審査待ちのリクエストや処理するために詳しい情報を必要とするリクエストの URL は含まれていません。

▼「除外されたURLの総数」が思ったより多い印象です。

■リクエストの評価

Google では各リクエストをその都度審査します。場合によっては詳細な情報の提供をお願いすることもあります。Google では、第 29 調査委員会ガイドラインに準拠した基準を慎重に策定しています。ウェブフォームからリクエストが Google に提出されると、担当者による審査が行われます。削除が決定したら、その決定を通知するメールが個人宛てに送信されます。削除されない場合は簡単な説明が添付されます。

■Google が除外しない理由

ページを除外しないという判断に関わる一般的な要因として、別の解決策の存在、技術的な理由、URL の重複などがあります。また、Google では、公共の利益が大きい情報がページに含まれていると判断することもあります。コンテンツが公共の利益に資するかどうかの判断は複雑で、場合によって、さまざまな要因を考慮することになります。リクエストしたユーザーの経歴、過去の犯罪、公職、社会的地位などにコンテンツが関係するかどうか、コンテンツが自作のコンテンツ、政府の文書、または報道を目的としたものかなどを考慮しますが、これらに限定されません。

■リクエストしたユーザーのカテゴリ

このグラフは、Google で URL の除外リクエストを審査する際に、リクエストしたユーザーの分類に使用しているカテゴリの内訳を示しています。2018 年 1 月の時点で、リクエストした全ユーザーの 1% が、削除がリクエストされた URL の総数の 20%(140 万件)を占めていました。このデータは、2016 年 1 月以降に Google が受け取ったリクエストの数を表しています。

●私人・・・88.7%
●その他・・・11.3%

▼おそらく「誹謗中傷を書かれたので」という理由が多いのではないでしょうか?

■除外がリクエストされたコンテンツをホストしているウェブサイトのカテゴリ

このグラフは、サイトカテゴリ別の、Google で除外を審査した URL の割合を示しています。このグラフには、審査待ちのリクエストや処理するために詳しい情報を必要とするリクエストの URL は含まれていません。このデータは 2016 年 1 月からのものです。

●その他・・・49.2%
●ディレクトリ・・・19.1%
●ニュース・・・17.6%
●ソーシャルメディア・・・11.6%
●その他・・・2.4%

▼その他が2つある。。

■除外がリクエストされたコンテンツのカテゴリ

このグラフは、コンテンツ カテゴリ別の、Google で除外を審査した URL の割合を示しています。このグラフには、審査待ちのリクエストや処理するために詳しい情報を必要とするリクエストの URL は含まれていません。このデータは 2016 年 1 月からのものです。

●情報が不足している・・・24.7%
●職業情報・・・18%
●その他・・・15.9%
●名前が見つからなかった・・・12.2%
●自作・・・7.7%
●犯罪・・・6.1%
●職務上の不正行為・・・5.5%
●個人情報・・・5.4%
●その他・・・4.4%

▼これはそのまま「誹謗中傷・逆SEO」対策への要望と似ていると思います。

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【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿

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