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AI生成コンテンツSEO、結局は専門家に頼まなきゃダメなら微妙じゃない?

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AI生成コンテンツSEO、結局は専門家に頼まなきゃダメなら微妙じゃない?

生成AIとSEOとゴミコンテンツと「基本はインデックスされない時代」【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]

米国の腕利きSEOコンサルタントのリリー・レイ氏が、生成AIに頼った記事作成に対する見解をツイッターに投稿していた:

1:「良い」AIコンテンツを書くための効果的なプロンプトを見つけ出す
2:専門家に依頼して、AIコンテンツの正確性を確認したり、独自の洞察で深掘りしたりしてもらう
そんなことをするなら、最初から専門家にコンテンツを書いてもらうほうが早いのでは?
あるいは、知識のあるライターでもいいでしょう。事実を確認するスキルをもっていて、突拍子もない完全な嘘を書かない人ならば。
Bardの現状が、AI生成コンテンツの正確性がどんなふうであるかの見本だとしたら※、そういったコンテンツ戦略には絶対に私はかかわりたくありません。
※※筆者補足: Bardの回答はしばしば誤った情報を含んでいるという皮肉
「このコンテンツがどれほど間違っているか」は、専門家でなければ判断できないのですから。

チャットAIなど生成AIに任せて記事を書かせることに、レイ氏は否定的だ。いちばんの理由は、事実とまったく異なる間違った情報が入り込む余地があるからだ(生成AIに適当な会社や人を説明させると、だいたい明らかな嘘情報が混じっているものだ)。

レイ氏の見解には筆者もまったく同感だ。生成AIは、内容が正しいかどうかまでは見ていない。学習した言語データをもとに(それらしい)文章を生成しているに過ぎない。

※筆者注: 抽象的な概念を現実世界のものごとを結び付け、情報の精度と理解力の向上を図るGrounding(グラウンディング)という技術も利用されつつあるがまだまだ発展途上だ
AIが書いた記事が誤情報を含む危険性については、先月開催されたSearch Central Live Tokyoでグーグルのゲイリー・イリース氏が繰り返し注意喚起していた。

となると、「質の高いコンテンツ」であることを担保するには、間違いを発見して修正してくれる専門家の知識が必要になる。それならば、最初から専門家に頼めばいいというのがレイ氏の意見だ。

まったくそのとおりだと思う。生成AIをアイデア探りや参考原稿づくりのツールとして使うことに反対はしない。また、生成AIをうまく使うプロンプトが作れるのならば、専門家にも適切な依頼をだせるだろう(「生成AIのプロンプト」と「人への依頼や指示」は性質として近いものがある)。

もちろん、情報の正確性にも独自性にも興味がなく、ただひたすらに「手間をかけずにコンテンツを増やす」ことが目的ならば、この考え方は当てはまらない。しかし、グーグルのゲイリー・イリース氏が「インデックスされるのが当たり前の時代は終わった」と言っているように、そん

なコンテンツではインデックスされなくなっていく未来も遠くはないかもしれない(場合によっては、そうしたコンテンツを含むサイト全体が)。

SEOコンサルタントのまとめ

【生成AIに頼った記事作成に対する見解】リリー・レイ氏[Web担当者Forum]
1:「良い」AIコンテンツを書くための効果的なプロンプトを見つけ出す
2:専門家に依頼して、AIコンテンツの正確性を確認したり、独自の洞察で深掘りしたりしてもらう
【白石】ライティングできる専門家であれば最初から頼めばよいですが、
おそらく面倒くさいと思うので
「たたき台」をAIで作る→監修(修正や追記)を専門家にしてもらうのが
良いと思います。

  • B!