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Googleは「URLを無くすべきでは?」と考える/ニセGoogleサイト

投稿日:2018年9月11日 更新日:

【SEO】Googleは「URLを無くすべきでは?」と考える/ニセGoogleサイト

Googleには「URLを無くすべきでは?」という考えもあるそうです。

Googleはウェブを安全にするために「URLをなくすべき」と考えている

Googleはウェブを安全にするために「URLをなくすべき」と考えている[GIGAZINE]

インターネットの住所にあたる「URL」は、世界中の情報をインターネット上でつなげる重要な役目を果たしています。しかし、検索大手のGoogleは「安全性の観点からURLはなくすべきではないか」と考えています。

To Save the Internet, Google Wants to Kill Web Addresses | Digital Trends
https://www.digitaltrends.com/computing/google-wants-to-kill-urls-to-make-the-internet-safer/

ネットの安全性の観点でURLが抱える問題は「長く複雑で理解しづらい」ということです。サイバー攻撃をしかける犯罪者は、このURLの特性を悪用してフィッシング攻撃を仕掛けることで誤った情報やソフトウェアを広めています。たとえば、Googleのブランドを悪用した以下のような詐欺的サービスが登場しています。
「情報源を確かめるためにURLを確認する」という行為自体を無意味にする攻撃手法も登場しています。

検索サービスを提供するGoogleでは、特定のワードの検索上のランク付けで、他のページにリンクされた「URL」の要素を重要視しています。そのため、「URL自体を廃止すべきではないか?」というGoogleの提言は、一見、奇妙にも思えます。しかし、インターネットでの信頼性と安全性を高めることは、ユーザーに検索サービスを提供し広告主から利用料を得るGoogleのビジネスモデルにとっては根幹的な価値を持つ重要事項でもあり、そのためにもURLを廃止する方がよいというのがGoogleの考え方のようです。

とはいえ、URLを廃止したとしてどのような代替法をとるのか?という具体的なアイデアをGoogleが持っているわけではありません。利便性とセキュリティとのバランスが取れたリンクの共有の仕組みの構築は、Googleだけではないインターネット利用者全体の問題として横たわっているようです。

GoogleのようでGoogleではない謎のサイト「?oogle.com」が出現

▼大文字の「G」を小文字の大きさに見せているニセGoogleサイト

Google Analyticsはスパマーのターゲットとなっていて、ユーザーがどこからやってきたのかチェックしている人をアクセス元であるかのように見せかけてスパムサイトへ誘導するという手口が存在します。そのアクセス元が「?oogle.com」となっていると「googleで何かの検索フレーズが引っかかったのだろうか」などと思ってしまいそうですが、この「?oogle.com」は「Google.com」ではないスパムサイトなので絶対にアクセスしないようにしてください。「G」が違います。

ここで用いられている「?」はラテン文字で用いられる、小文字と同じ高さで作られた大文字「スモールキャピタル」のGで、Unicodeの0262に割り当てられています。

Unicodeは世界の全ての文字を共通したコードで利用できるようにと考えられたもので、「基本ラテン文字(0000-007F)」「ヘブライ文字(0590-05FF)」「ひらがな(3040-309F)」「カタカナ(30A0-30FF)」など種別ごとにまとめて割り当てられています。スモールキャピタルはひとくくりではなく「音声記号拡張」「IPA拡張(国際音声記号)」「ラテン文字拡張D」とバラバラに割り当てられていますが「?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?、?」の24文字が利用可能(QとXは割り当てなし)。

通常はドメイン名というとアルファベット・数字・ハイフンが用いられますが「非英語圏のインターネットユーザにとって、 よりわかりやすい文字を使用したドメイン名を利用することができるように」ということで実現した国際化ドメイン名(IDN)のおかげで、このような記号を利用したドメイン名が使えるようになっています。

IDNはNameprepでの正規化、Punycodeでの変換を経て、従来のドメイン名と同様に扱える形に変換されます。例えば、日本語ドメイン名を使っているサイトとしてわかりやすい、秘密結社鷹の爪のポータルサイト「鷹の爪.jp」の場合は「xn--u9j429qiq1a.jp」に変換されます。冒頭部分の「xn--」がこのドメイン名がIDNであることを示しています。

「?oogle.com」はこのIDNをうまく悪用してGoogleっぽく見せていると言えます。実際にアクセスすると「money.get.away.get.a.good.job.with.more.pay.and.(中略)buy.me.a.football.team.money.get.back.i.am.alright.jack.ilovevitaly.com」というサイトにたどり着くとのこと。なおAnalytics Edgeとこの件を報じたThe Next Webではコンピューターに損害を与える恐れがあるのでアクセスしないことを推奨しています。

SEOコンサルタントの感想

▼URLが長すぎる、とういうのは確かに問題ですね。
でも結局URLを無くした場合のアイデアが無いみたいですね。。
▼たしかに巧妙な偽サイトは騙されてしまいますね。

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