サジェストを不正に操作する営業を受けた場合どうする?
Googleの「ウェブマスターオフィスアワー」2020年1月30日の内容です。
質問「サジェストを不正に操作する営業を受けた場合」
某代理店会社から、検索時のサジェストで自社が1位のクエリが出てくるようにします(月10万円)
という提案を年に6、7回受けます。以前聞いた時には、様々な箇所で同様のクエリで大量に検索することでサジェストを出す施策
ということでした。
明らかに検索エンジンのプラットフォームを荒らすようなサービスだと思うのですが、
品質に関するガイドラインのどれに該当してどのように通報するのが良いか、またそうした荒らしを生じさせないためにGoogleはどのように対処しているのか、お聞かせください。
Google金谷氏の回答
よくこういうご報告を頂きます。
そのような不正な操作に対して僕らが何もしていない訳ではないのですが、
何をしているか、というのをお伝えする事はできないです。「報告窓口」というのは特に無いので目に余るものは僕のツイッターのDMなどに頂ければと思います。ただサジェストに関して、不適切なものがあれば報告フォームがありますのでそちらからもお知らせ頂ければと思います。
恐らくみなさんが思っているより、その施策をやったからと言って簡単にできる訳では無いと思うのですが。
とはいえこういうビジネスが成立しているという事はそういう事が行われているという事があるのだろうなとおもいますので
そういった時にご報告頂けましたら担当者にフィードバック致します。
営業を受けた(依頼した)側に言いたいのですが、こうした施策が過剰に行われた場合、皆さんやサイト自身の評判が落ちる事がある。明らかに人為的に操作した事がある会社である、という事が表に出ると致命的な評判の問題になると思いますので
こういうのに乗らないようにして頂ければと思います。
Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2020 年 01 月 30 日)
Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2020 年 01 月 30 日)
SEOコンサルタントの感想
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true”]これはSEOと逆SEO、両方で行われる施策ですが、特に逆SEO、誹謗中傷対策で需要の高い施策です。
自分の会社名や自分の名前で検索した時にサジェストでネガティブなワードが表示されるもの。
(例:「〇〇 詐欺」「〇〇 逮捕」など)
実際にこの施策を運用しているクエリを見た事がありますが、実際にある程度この施策が通用して、目的を達成できていたりします。
つまり業者が意図的に特定のクエリの検索数を操作しサジェスト結果をコントロールする事がまだ可能な状態であり、
Google側の対策が追い付いていない状況です。
ですから業者もわりと強気にセールスしてきます。
気持ち的にはお勧めできませんが、こういう施策も現実には存在しますよ、という事です。[/word_balloon]