Googleの検索結果にPinterestが表示されてしまうことについて不満を持っているユーザーが多数いるようです。
【SEO】Google検索結果にPinterestが表示されてしまう問題
「Google検索結果からPinterestを排除せよ」との活動
「Google検索結果からPinterestを排除せよ」との活動がRedditユーザーの間で進行中[GIGAZINE]
Google検索はお店の場所を調べたり、調べ物をしたりなど、日常生活でなくてはならないものにまで発展を遂げてきています。そんなGoogle検索の結果に不満を持っているRedditのユーザーが「検索結果にPinterestの結果を表示させないでほしい」と投稿したところ、投稿からたった半日ほどで5万6000人以上の賛同を得ることになりました。
Pinterest needs to be removed from Google IMO : google
https://www.reddit.com/r/google/comments/85atho/pinterest_needs_to_be_removed_from_google_imo/
この活動は、「kellysmith」というRedditユーザーが技術的なハードウェアの情報についてGoogleで検索した時に、検索結果にPinterestに投稿された画像が10万件ほど表示されたことに端を発します。Pinterestで画像を表示するにはログインが必要であり、基本的に公開されていない情報であるため、Googleの検索ポリシーに反しているのではないかとkellysmith氏は疑いを持ちました。
Pinterestの検索結果だけにとどまらず、Googleの検索機能にも不満を持っているユーザーもいるようで、Googleイメージ検索から「画像を表示」ボタンが削除されたことで、「実際にサイトにアクセスしないとどんな解像度の画像かわからない」と不満を漏らしています。
このユーザーに対して、2016年にゲッティイメージズがGoogleイメージ検索を提訴した経緯があり、その結果として「画像を表示」ボタンが削除されたことを説明している投稿もありました。
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When It Comes to Gorillas, Google Photos Remains Blind | WIRED
https://www.wired.com/story/when-it-comes-to-gorillas-google-photos-remains-blind/Google’s solution to accidental algorithmic racism: ban gorillas | Technology | The Guardian
https://www.theguardian.com/technology/2018/jan/12/google-racism-ban-gorilla-black-peopleGoogleのフォトアプリ「Google Photos」がJacky Alcineさんとその友人に「ゴリラ」というラベル付けをしたという事件が起こったのは2015年7月のこと。Googleのソーシャル部門のチーフ・アーキテクトであるYonatan Zungerさんはこの件についてAlcineさんに謝罪し、許可を得てAlcineさんのアカウントにアクセスすることで、すぐにバグは修正されました。
画像認識アルゴリズムはまだ発展途中であり、Zungerさんによると「マシン自体にはバイアスはないが、彼らは私たちが注意しないと、簡単に人種差別を学んでしまう」とコメントしました。
事件から2年経過し、画像認識技術も進歩したということで、ニュースメディアのWiredはGoogleの画像認識性能がどれほどアップしたのかをGoogle Photosを使って調査。さまざまな動物の写真4万枚をGoogle Photosをに保存し、パンダやプードルといった動物の種類で検索したところ、「ゴリラ」「チンプ」「チンパンジー」「サル」といった単語には「No results」という検索結果が示されたとのこと。一方、ヒヒ、テナガザル、マーモセット、オランウータンについては検索ができたそうです。
Googleの広報によると、2015年の事件以降、「ゴリラ」という単語は検索や画像タグにおいて検閲対象になっているのだとのこと。また同様に、チンパンジーやサルについてもブロックされているそうです。「画像のラベリング技術はまだ初期の段階にあり、残念なことに完璧とはほど遠いものです」とGoogle広報は説明しています。
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