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マイナビウーマンが医療系記事を削除!「WELQ」と同様の問題に

投稿日:2018年4月4日 更新日:

【SEO】マイナビウーマンが医療系記事を削除!「WELQ」と同様の問題に

マイナビウーマン、「『生理日をずらす』6つの裏ワザ」記事削除 「不適切な内容」全記事で調査[ITmedia]

マイナビは、女性向けWebメディア「マイナビウーマン」に掲載された『えいっ! ピルに頼らず「生理日をずらす」6つの裏ワザ』と題した記事に不適切な内容が含まれているなどとネットで指摘が相次いだことを受け、この記事を削除した。また、「マイナビウーマン」「マイナビウーマン子育て」にはほかにも複数の不適切な記事があったとし、一部記事を非公開にして調査を始めたと、3月31日に発表した。

削除した記事は、旅行中などに生理にならないよう、ピルを使わずに生理日をずらす裏技として「ストレスをためる」「極端なダイエットをする」「わざと体調を崩す」「風邪薬を飲む」などを紹介しており、「実践すると、健康を害す可能性がある」などと批判を集めていた。

同社は読者から指摘を受け、3月29日にこの記事を削除。サイト内の全記事を対象に調査を始めた。また31日、「この記事以外にも複数の不適切な内容を含む記事があることを確認した」とし、「マイナビウーマン」「マイナビウーマン子育て」の一部記事を非公開にし、内容と運営の両面について調査すると発表した。

マイナビウーマン

働く女性の恋愛と幸せな人生のガイド「マイナビウーマン」
https://woman.mynavi.jp/

お詫びと訂正|「マイナビウーマン」

2018年3月31日
読者および関係者の皆様へ

平素は「マイナビウーマン」をご利用いただき、ありがとうございます。

この度、2016年11月23日掲載の「生理日」に関する記事について、内容に不適切な記述が含まれる、とのご指摘を受けました。編集部において当該記事を削除し、サイト内の全記事を対象に調査を進めております。また、並行して読者および関係者の皆様より、ご指摘ご質問を頂戴いたしました。

その結果、前述の記事以外にも複数の不適切な内容を含む記事があることを確認いたしました。そのため、「マイナビウーマン」および「マイナビウーマン子育て」の一部記事を非公開とし、内容と運営の両面に関する更なる調査を行うことにいたしました。

「マイナビウーマン」をご利用いただいていた読者および関係者の皆様には、多大なるご迷惑をおかけいたしますことを、深くお詫び申し上げます。

2018年3月29日
2016年11月23日に掲載した「生理日」についての記事に関して、誤解を招く表現がございました。内容が不適切と判断し、該当記事を削除させていただきました。

編集部では本件を重く受け止め、他の記事についても不適切な内容がないかの確認を合わせて進めます。

読者の皆様にご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

ツイッターのコメントまとめ

SEOコンサルタントのコメント

これはまさしく「WELQ問題」ふたたびですね。

WELQのSEOについて

「WELQ」問題から1年。現在の検索結果・SEOはどうなったのか?

この記事では、「WELQ」が無くなってものの代わりに「ヘルスケア大学」や「NAVERまとめ」「Yahoo!知恵袋」などが上位表示されており、状況は変わらないという事が伺えます。
「ヘルスケア大学」は対応を進めているものの、「NAVERまとめ」「Yahoo!知恵袋」、小さなサイトなどは依然として専門の医師でない者が書いたページが上位表示されています。

この「WELQ、DeNAのキュレーションメディア問題」
について取り上げた書籍
『DeNAと万引きメディアの大罪』で、私は原稿を数ページ書かせて頂きました。

【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿

この中で私はタイトルは
『デタラメ医療サイトWELQが検索上位に表示されたカラクリ』
という内容でSEOの解説を書かせて頂きました。「WELQ」の中の
『肩こりがひどいのは病気が原因?気になる怖い病気とセルフ対処法』というページを例に、

・タイトルでのSEOテクニック
・長文と追記の効果
・Hタグの適切な記述
・「Googleの検索意図の網羅性」を意識したと思われるキーワード
・パンダアップデートを掻い潜るWELQの記事

など、このページのSEOの優れている点を解説しました。

「WELQ」がなぜ検索結果で上位になったのか、というSEOの解説で、SEOにおいて素晴しい施策を挙げています。
「WELQ」は特別な裏技を使った訳ではなく、現在のSEOでも通用するようなテクニックを使っていたと思います。ですから、「WELQ」が無くなっても別のサイトが上位表示されるのです。

BuzzFeed Japanの記事では、「WELQ」が無くなってものの代わりに「ヘルスケア大学」や「NAVERまとめ」「Yahoo!知恵袋」などが上位表示されており、状況は変わらないという事が伺えます。
「ヘルスケア大学」は対応を進めているものの、「NAVERまとめ」「Yahoo!知恵袋」、小さなサイトなどは依然として専門の医師でない者が書いたページが上位表示されています。

こちらは2017年9月のGoogle検索「肩こり」の検索結果画面です。

1位には「WELQ」のような、情報満載で長文の「まとめサイト」が表示されています。

特徴は
・まとめサイト
・医師を名乗っていない、そもそも名乗っていない
・テキストが長文
・沢山の引用
・アフィリエイト広告を貼っている
・記事の最後で広告へ誘導している

結局の所、「WELQ」と同じようなサイトが1位になっている状況です。

「NAVERまとめ」は最大の「まとめサイト」と言えますし、
「Yahoo!知恵袋」は現在「Googleから評価が高い」と言われる、最大の「Q&Aサイト」です。
しかし、これからはこのような「医療の専門化が運営するサイト」が上位表示される可能性が高いですし、ユーザーの監視も厳しくなると思います。今後の検索結果の変化に期待したいですね。

[リンク]
DeNAと万引きメディアの大罪(アマゾン)

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