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検索上位に来る長文ページのSEOについて個人的解説

投稿日:2017年9月12日 更新日:

【SEO】検索上位に来る長文ページのSEOについて個人的解説

「WELQ」問題から1年経過しました。

「WELQ」問題の前までは「長文のページが検索の上位に来やすい」という事がありました。
実際に、検索結果で文章が長文だったり、様々なコンテンツを含んだ長いページが上位に来やすいという経験、実感がありました。
では、なぜ長文のページが上位に来るのでしょうか?
これについて、まず2016年に解説した記事を紹介します。

長文ページほど検索上位に来るのはなぜ?

ここではこれを、コンテンツの包括性と呼ぼう。包括性とは、ユーザーが検索する可能性のあるすべての質問に、コンテンツがどの程度まで答えを提供できるかということだ。
語句の長さやドキュメントの長さといった基準が順位の高さと大いに関係しているように見えるのは、これが1つの理由になっていると思われる。また、より長文のドキュメントの方が検索結果で上位に表示されるのも同じ理由だろう。

長文ページほど検索上位に来るのはなぜ?の解説

この記事で上げている大きな要素がこちらです。

▼検索ユーザーのエンゲージメントと満足度
▼検索結果の他のコンテンツと比較した時の多様性と独自性
▼コンテンツの質
▼包括性

この記事は「前半」ということでここまでしか書いてありません。
私の個人的な補足を書きますと、「ノウハウ系」「料金系」「豆知識系」のコンテンツの評価が高いように思えます。
これは例えば「ノウハウ系だから評価する」という事ではなく、
ノウハウ系の記事⇒ユーザー満足度が高い、質が高い、というものになりやすいからだと思います。
結局の所「良い記事を書く」という簡単な結論になってしまいます。
しかしここで言う「良い記事」は綺麗な文章や面白い文章という事ではなく「ユーザーに役立つ情報」だという事です。

「WELQ」の長文ページSEOの解説

2017年、この「WELQ、DeNAのキュレーションメディア問題」
について取り上げた書籍
『DeNAと万引きメディアの大罪』で、私は原稿を数ページ書かせて頂きました。

【本の情報】
■出版社:宝島社
■タイトル:『DeNAと万引きメディアの大罪』
■ページ: 240ページ
■著者:別冊宝島編集部 (編集)
※白石竜次は寄稿

この中で私はタイトル『デタラメ医療サイトWELQが検索上位に表示されたカラクリ』
という内容でSEOの解説を書かせて頂きました。「WELQ」の中の
『肩こりがひどいのは病気が原因?気になる怖い病気とセルフ対処法』というページを例に、

・タイトルでのSEOテクニック
・長文と追記の効果
・Hタグの適切な記述
・「Googleの検索意図の網羅性」を意識したと思われるキーワード
・パンダアップデートを掻い潜るWELQの記事

など、このページのSEOの優れている点を解説しました。

この記事で言えば「肩の痛みや肩こり」についての記事であり、きちんと「肩の痛みや肩こり」について書いてある。その上で『14080文字』もの大量のテキストがある。つまり「肩の痛みや肩こりついて14080文字書いた記事」である。このことからGoogleはこの記事を高く評価したのだと推測する。
そして「情報の網羅性」という考えが有り、ノウハウや料金比較などのコンテンツが高く評価される傾向にある。WELQの記事は「医療系で沢山のテキストがある」という事で「情報の網羅性が高い」と評価されたのだと推測される。

『DeNAと万引きメディアの大罪』より引用

長文SEOについての個人的見解

簡単に言えば「長文=SEO」ではないと思います。
長文、テキストを多く書けば検索で上位になるというのではなく、

・情報の網羅性
・ユーザーの検索意図

があるコンテンツだと思います。
ですが、そこをピンポイントに探ることは難しいです。
ですから、

▼とにかくテーマ(SEOで狙ったキーワード)について沢山文章を書く

▼「関連キーワード」「ユーザーの検索意図を汲んだ文章」「様々な情報を網羅した文章」などが、沢山書いたテキストの中に含まれる可能性が上がる

▼上記があればGoogleの評価が上がる

▼SEOとなり検索結果の順位が上がる


となるからだと思います。
ですから、現在においてもまとめサイト、キュレーションサイトなどの「長文ページ」がいまだに上位表示されています。
勿論個人的には、医療系だけではなく、専門家が書いた正しい情報が上位に来るべきであると思います。

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