検索上位コンテンツの内容が事実かどうかを、グーグルは確かめてい[る・ない]?
グーグル「中古ドメイン・寄生サイト・大量ページ生成、悪用はぜんぶスパム扱いね」【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
「コンテンツが提供している情報が正しいかどうかを、グーグルは確かめているのか?」
こうした趣旨の質問にグーグル検索の広報担当であるSearch Liaisonは次のように回答した。
グーグルには、信頼できる情報がコンテンツに含まれているかどうかを検出するシステムがあります。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide#reliable-information-systemsまた、事実に関する合意の概念についても言及しました。
https://blog.google/products/search/information-literacy/ですので、単純に「はい」または「いいえ」でお答えすることはできません。より重要なのは、人々が信頼できる情報を求めているということです。グーグルのシステムは、人々が求める情報を表示するよう努めています。信頼できる情報で人々を喜ばせ、グーグルのシステムも満足させてください。
We have systems that try to detect if content has reliable information: https://t.co/2UYj2o1hhs
We also have talked about the notion of consensus when it comes to facts: https://t.co/3RM4EHkhDP
So the yes/no answer you want isn't that simple. The broader point is this. People…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) March 6, 2024
要するに、グーグルは単純に事実かどうかを判定するシステムは使ってはいないということだろう。より正確に言えば、情報源の合意や信頼性のシグナルといった要素をもとに、信頼できる事実性の高い情報を表示しようと努めているということだ。
ただし、現時点で「事実性の高い情報」をグーグルが求める理由は「ユーザーが喜ぶから」であって、「プラットフォームの責任」ではないようだ。すべてのコンテンツについて何が絶対的に正しいのかを判断するというよりも、ユーザーが事実として受け止められる信頼性の高い情報を提供することが、グーグルが目指すところのようだ。
同様のことは、4年前ほどにもSearch Liaisonの中の人であるダニー・サリバン氏が発言しており、このコラムで紹介したことがある。その際の要点は次のようなものだった:
『検索結果に表示されるウェブページの情報が正しいかどうか、それ自体をグーグルは判断していない。しかし、正しい情報を提供しているであろう信頼できるサイトのコンテンツを上位表示しようとしている。』
SEOコンサルタントのまとめ
■Google SearchLiaison
「グーグルには、信頼できる情報がコンテンツに含まれているかどうかを検出するシステムがあります。」
「グーグルのシステムは、人々が求める情報を表示するよう努めています。」
■[Web担当者Forum]より
「グーグルは単純に事実かどうかを判定するシステムは使ってはいないということだろう。より正確に言えば、情報源の合意や信頼性のシグナルといった要素をもとに、信頼できる事実性の高い情報を表示しようと努めている」