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「ヘルプフルコンテンツアップデート」について

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役たたずなSEO目的ページをサイトごと落とすGoogleの新アルゴリズム「ヘルプフル コンテンツ アップデート」

役たたずなSEO目的ページをサイトごと落とすGoogleの新アルゴリズム「ヘルプフル コンテンツ アップデート」【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]

グーグルは「ヘルプフル コンテンツ アップデート」と名付けたアルゴリズム更新を実施した。名前が示すとおり、有用な情報をより高く評価するアップデートだ。

ただし、まずは英語で書かれたコンテンツが対象。いずれは他の言語でも導入する予定とのことだが、現状では日本語のコンテンツには影響しない。それでも重要なアップデートなので、Google検索セントラル ブログでの解説をもとに主要点を解説する。

ヘルプフル コンテンツ アップデートの導入目的を、グーグルは次のように述べている:

「ヘルプフル コンテンツ アップデートは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。」

訪問者に満足感を与えているコンテンツを、「ユーザー第一のコンテンツ」とグーグルは表現している。たとえば、次の質問に「はい」と答えられればユーザー第一のコンテンツのアプローチができているそうだ。アップデートの影響で評価が下がることはないだろう。

●特定のユーザー層がすでに存在しているか、想定されており、その人たちがビジネスまたはサイトを直接訪問した際に、コンテンツを有用だと感じてくれると思いますか。

●コンテンツは、実体験や深い知識(たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識)を明確に示していますか。

●サイトには主要な目的またはテーマがありますか。

●コンテンツを読み終わったユーザーは、あるトピックについて、目的を果たすのに十分な情報を得たと感じることができますか。

●コンテンツを読んだユーザーは、有益な時間を過ごせたと感じられますか。

●コア アップデートや商品レビューに関する Google のガイダンスに留意していますか。

「ユーザーを第一に考えるコンテンツ」の対局に位置するのが「検索エンジン第一のコンテンツ」だ。グーグルによれば、検索エンジン第一のコンテンツは検索ユーザーが満足できないコンテンツと強い相関関係があるそうだ。アップデートの影響で順位が下がるかもしれない。

次のような状況に一致した場合は、検索エンジン第一のアプローチに陥っているかもしれないとのことだ:

●コンテンツは、人間のために作成されたというより、主に検索エンジンからユーザーを引き付けるためのものですか。

●どれかが検索結果に表示されることを期待して、さまざまなトピックで多くのコンテンツを制作していますか。

●多くのトピックについてコンテンツを作成する際、かなりの部分に自動化を使用していますか。

●価値を付加することなく、主に他の人の意見を要約していますか。

●既存のユーザー層のためではなく、ただ話題になっているという理由で記事を書いていますか。

●ユーザーがコンテンツを読み終わっても、他のソースからより良い情報を得るために再び検索する必要があると感じさせてしまいますか。

●Google が優先する文字数があるとどこかで聞いたか読んだかしたために、特定の文字数になるように記事を書いていますか。(そのような設定は存在しません)。

●検索トラフィックを獲得できると考えて、実際の経験がないにもかかわらず、ニッチなトピックを扱うことにしましたか。

●実際には答えがない質問にコンテンツ内で答えることを約束していますか(たとえば、未定のはずの商品の発売日や、映画の公開日、テレビ番組の放送日)。

ヘルプフル コンテンツ アップデートをアナウンスした公式記事では、技術的な仕組みについても説明している。こちらにもひととおり目をとおしておきたい。

グーグルは、このアップデートによる評価をページ単位ではなくサイト単位で扱うとしている。

「この更新により、新しいサイトワイド シグナルが導入されます。これは、ウェブページをランク付けするための数あるシグナルの一つとして考慮されます。Google のシステムは、価値がほとんどない、または付加価値が低いとされるコンテンツ、または検索を行うユーザーにとって特に有用でないコンテンツを自動的に識別します。

有用でないコンテンツ自体だけでなく、そうしたコンテンツを比較的多く含むと判断されたサイトにあるコンテンツも、表示すべきコンテンツがウェブの他の場所にあると考えられ、検索での掲載順位が下がります。」

SEOコンサルタントのまとめ

「ヘルプフルコンテンツアップデート」はまだ日本では実施されていませんが、
今後実施される可能性も高いですし、実施されないとしても
「検索エンジン第一のコンテンツ」ではなく「ユーザー第一のコンテンツ」
にすべきです。

  • B!