グーグル重鎮「上位表示したいならSEOブログは読むな」発言で業界を敵にまわす!?
グーグル重鎮「上位表示したいならSEOブログは読むな」発言で業界を敵にまわす!?【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]
グーグルのジョン・ミューラー氏がSEOのアドバイスをツイッターに投稿した。メールで相談を受けたそうで、それに対する返信を共有したものだ:
『SEOブログを読むのをやめて、代わりに自分のサイトやユーザーに役立つことをすべきではないだろうか。
これは、SEOのノウハウ相談への返事として言いたかったことだ。』
『あなたが見ているのは、自分とは別の情熱的な管理者が運営している素晴らしいSEO情報サイトだろう。しかし、そこで読んだ情報を参考にして「【2022年版】QWERTYのベストウィジェット17選」といったページを平凡なコンテンツの寄せ集めで作るような罠に陥ってしまっては意味がない。
ちゃんと上位表示したいなら、もっと上手にやらなければならない。』
『上位表示に大切なものとして、ページ上のテキスト以外にもいろいろあるのはわかる。それでも、ページのテキスト情報が重要だということをはっきりさせておきたい。』
『くだらないコンテンツは削除しよう。
文字数を稼ぐためのコンテンツも削除しよう。
SEO目的だけのリライトはやめよう。
―― 誇りに感じるような役に立つものを作らなければならない。
アフィリエイトリンクを使うこと自体は問題ないが、他人の商品を販促するだけの手先になってしまってはいけない。真剣に、自分ならではのものをコンテンツで表現するのだ。』一見すると、休暇明けで戻ってきたらSEOのアドバイスを求めるメッセージなどが大量に来ていたのに嫌気がさして、ずっと感じていたことを吐き出したようなツイートだ。
「SEOブログを読むな」という表現になっていて、人によっては「グーグルと協力して検索を盛り上げているSEO業界を敵にまわすのか?」と思う人もいるかもしれない。しかしこの発言は、SEOブログを否定しているわけではないだろう。そうではなく、「自分が誇りと熱意をもって打ち込める、独自性のある情報に真剣になる」ことが本質だと熱く語っているのようにも思われる。
ある意味、このメッセージ自体がミューラー氏にとって「熱意をもって世の中のWeb担当者やブロガーに届けたい情報」だとも言える。こうした姿勢で情報に取り組むのだということを、ミューラー氏は自らの行動で示しているのではないだろうか。
Catching up on email after vacation & co, one of the things I would have liked to reply with to sites asking for SEO tips …
Maybe you should stop reading SEO blogs and instead do something useful for your site & its users?
— 🥔 johnmu (personal) updated for 2022 🥔 (@JohnMu) August 2, 2022
SEOコンサルタントのまとめ
■Googleジョン・ミューラー氏[Web担当者Forum]
SEOブログを読むのをやめて、代わりに自分のサイトやユーザーに役立つことをすべきではないだろうか。
これは、SEOのノウハウ相談への返事として言いたかったことだ。
あなたが見ているのは、自分とは別の情熱的な管理者が運営している素晴らしいSEO情報サイトだろう。しかし、そこで読んだ情報を参考にして「【2022年版】QWERTYのベストウィジェット17選」といったページを平凡なコンテンツの寄せ集めで作るような罠に陥ってしまっては意味がない。
ちゃんと上位表示したいなら、もっと上手にやらなければならない。
上位表示に大切なものとして、ページ上のテキスト以外にもいろいろあるのはわかる。それでも、ページのテキスト情報が重要だということをはっきりさせておきたい。
くだらないコンテンツは削除しよう。
文字数を稼ぐためのコンテンツも削除しよう。
SEO目的だけのリライトはやめよう。
誇りに感じるような役に立つものを作らなければならない。
アフィリエイトリンクを使うこと自体は問題ないが、他人の商品を販促するだけの手先になってしまってはいけない。真剣に、自分ならではのものをコンテンツで表現するのだ。
▼簡単に言えば、「SEOブログとか読んで小細工を行う」のではなく、「独自性があって熱意のある良いコンテンツを作ることに労力を使ってくださいよ」ということですね。
そしてその背景にあることの個人的推測なんですが、「テクニカルSEO」の質問をする人って、テクニカルSEOが好きで、テクニカルSEOを実際以上にあがめて魔法のように思っている方が多いかなって思います。
それよりも「ユーザーの利益や便利さ」を考えてコンテンツを作ることに頭や労力を使った方が良い、と考えます。