ゴミ記事だらけのサイトにしないための正しいキーワード選定手順
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SEOにおけるコンテンツ企画とキーワード選定の方法とコツについて、住太陽氏が解説した(この解説記事の初出は20年以上前だが、最近大幅に更新したようだ)。
住氏が強調しているのは、「潜在顧客が抱える問題・疑問・不安・困難に対する詳細な情報と解決策を提供する高品質なコンテンツを作成することが重要である」ということだ。それにより、読者の信頼を獲得し、リードへの転換が可能になるという。
住氏が提案するフローは次のとおりだ:
1:トピックの範囲を決める
2:ターゲティングする
3:コンテンツを企画する
4:キーワードを選定する
5:コンテンツを作成する記事公開に際して住氏は次のようにコメントしている。
『SEO目的で作られるウザいゴミ記事が増えるのは「検索ボリュームが大きいキーワードを選定して、それに合わせてコンテンツを作る」という邪悪な手順のせいです。
ゴミ記事だらけのサイトにしないための正しいキーワード選定手順を記事にしました。読んでみてください』
https://twitter.com/motoharusumi/status/1681088433182380032?ref_src=twsrc%5Etfw最も大切なのは、次の点だろう:
『コンテンツで扱う課題や問題、悩みや困りごとはすべて、あなたが提供する製品やサービスによって解決可能なものにする必要があります。また、あなたが十分な知識と経験を持っている専門分野のトピックについてだけ扱うべきで、未経験だったり専門外だったりする分野のトピックは扱うべきではありません。』「検索数が多いキーワード向けにコンテンツを作ろう」とキーワードから始まるやり方では、良質なコンテンツを作れるとは限らない。自社が専門性をもつ内容で、潜在顧客のニーズやペインに応えるコンテンツを作ることが重要だと言うのだ。
しかし、住氏はキーワードを無視するべきだと言っているわけではない。「こういった悩みや困りごとには、ウチの専門性で良い解決を提供できるから、コンテンツをしっかり作ろう」から始まり、その味付けとして「この人たちはどんな風に検索するだろうか」を考えるのは、コンテンツ作りにおいて大切なポイントだ。
中小零細企業が運営する一般的な商用サイトに焦点を当てていると住氏は言うが、大規模サイトでも十分に有用な内容だ。サイトの規模にかかわらず、ゴミ記事で埋もれさせたくないはずだ。
元記事の後半ではKPIやゴールの設定に関しても言及している。文句なしにオススメなので、元記事をぜひとも読んでほしい。
SEOにおけるコンテンツ企画とキーワード選定の方法とコツ
SEOにおけるコンテンツ企画とキーワード選定の方法とコツ[bodhi]
※参考になる部分の引用
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(住太陽氏)コンテンツで扱う課題や問題、悩みや困りごとはすべて、あなたが提供する製品やサービスによって解決可能なものにする必要があります。また、あなたが十分な知識と経験を持っている専門分野のトピックについてだけ扱うべきで、未経験だったり専門外だったりする分野のトピックは扱うべきではありません。理由は次の通りです。●自社の製品やサービスが解決できないトピックで集めたアクセスでは、コンバージョンにつなる可能性が低い。
●経験や専門性や権威性を発揮できないトピックを扱えば、内容が不十分なものになり、信頼を下げてしまう。このようにトピックの範囲を定めておくことで、コンテンツ企画の精度が高まり、SEOの成功が近づきます。このトピックの範囲の中においてターゲットが直面する課題や問題、悩みや困りごとはすべて、あなたの専門分野の範囲内であり、あなたは他の誰よりも優れた洞察で質問を予測し、回答を準備することができるからです。
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「ターゲットのペルソナを設定しましょう」とアドバイスする専門家が多いようですが、筆者はペルソナは推奨しません。それよりも、ターゲットが直面している課題や問題、悩みや困りごとの背後にある文脈や、それらを解消することによってターゲットがなりたい姿のほうを洞察することを薦めます(住太陽氏)
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コンテンツの重要な目的のひとつは、信頼できる専門家としてターゲットに認識してもらうことです。(住太陽氏)
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ページビュー数、つまり広告の表示回数を増やすことが至上命題となっているメディア系サイトや個人の収益化ブログなどでは、検索ボリュームを重視してキーワード選定をすることが一般的ですが、ごく普通の商用サイトではロングテールを狙うほうがおすすめです。有望な潜在客により確実にリーチできたほうが収益につながるからです。(住太陽氏)
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コンテンツの作成で重要なことは、表現ではなく内容です。流麗な美文である必要はありませんが、専門家としての知識と経験が活きた独自性の高いコンテンツを作成しましょう。どこにでもあるような内容に終始してしまっては、あなたの持つ専門性が伝わりません。特有の経験や、独特の視点を盛り込むことを意識しましょう。(住太陽氏)
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SEOコンサルタントのまとめ
【正しいキーワード選定手順(住太陽氏)】[Web担当者Forum]
1:トピックの範囲を決める
2:ターゲティングする
3:コンテンツを企画する
4:キーワードを選定する
5:コンテンツを作成する
住太陽氏によると、
「検索ボリュームが大きいキーワードを選定して、それに合わせてコンテンツを作る」
とのことです。
これを受けたWeb担当者Forumは、
「コンテンツをしっかり作ろう」から始まり、その味付けとして「この人たちはどんな風に検索するだろうか」を考えるのは、コンテンツ作りにおいて大切なポイント」
と言っています。