SEOコンサルタントの運営するSEO最新情報・SEOのサイトです。SEO最新情報、SEO業者の紹介など。運営者はSEOコンサルタント・白石竜次(「世界一わかりやすいSEO対策 最初に読む本(技術評論社)」他)です。お気軽にお問合せください。

SEOコンサルタント.com

Google「AI検索でトラフィックは減ってない」

投稿日:

「AI検索でトラフィックは減ってない」とグーグルが公式に表明するも……

ai-search-isnt-reducing-traffic
Xは83%減、Facebookも60%減。こんなに変わったメディアのトラフィック源、では検索は……【SEO情報まとめ】[Web担当者Forum]

Google検索における「AIがトラフィックとクリックの質に与える影響」について、グーグルが公式ブログで説明した。

グーグルの報告によると、次の状態だという:

検索エンジンからウェブサイトへの全体的なトラフィックに悪影響を与えていない

クリックの質が向上している

主なポイントをまとめると次のようなものだ(上記の補足を含む):

オーガニック検索からウェブサイトへのクリック総数は、前年比で安定して推移している。

クリックの質は向上しており、質の高いクリック(ユーザーが訪問先のサイトからすぐに離脱しないクリック)によるトラフィックは1年前よりもわずかに上回っている。

その理由は、「AIの導入によってユーザーによる複雑な検索クエリの数が増え、AIが生成した概要を閲覧した後にユーザーがコンテンツとより深く関わるようになった」こと。

AIによる概要(AI Overview)の導入以降、ユーザーは、より長い文章で複雑な内容や、新しい種類の質問をこれまで以上に多く検索するようになっている。

AIによる概要では、検索結果ページに表示されるリンクの数が以前よりも増えており、ウェブサイトがトラフィックを受け取る機会を増やしている。

ユーザーの動向は変化しており、フォーラム、動画、個人の投稿といった一次情報に触れられるサイトや、詳細なレビューや独自の洞察を含むコンテンツへのクリックが増加している。

トラフィックが大幅に減少したとするサードパーティの調査がいくつも公表されている。しかし、グーグルはこれらのデータについて「不完全な手法や、AI機能導入前のトラフィック変動の分析に基づいている」と反論さえしている。

グーグルの主張は、要は次のような内容だ:

『自分たちの戦略は、ウェブとAIを共存させること。

AIを用いて「目立つリンク」「引用元の明示」「本文中の出典表記」によって、ウェブコンテンツを際立たせている。』

グーグルの視点で検索全体を俯瞰して見れば、たしかにAI検索の導入後もクリック数に目立つ変化はないのかもしれない。しかしながら、個々のサイトに視点を移せば、AIによる概要によって少なからず影響を受けているサイトが存在するのではないだろうか?

ナビゲーショナルクエリを除くとどうなのか
ブランド系のクエリを除くとどうなのか
グーグルのプロパティ(Googleマップなど)へのクリックを除くとどうなのか
Redditなどのフォーラムを除くとどうなのか
などなど、気になり始めるとキリがない。

SEOコンサルタントのまとめ

【Google検索における「AIがトラフィックとクリックの質に与える影響」】[Web担当者Forum]
▼検索エンジンからウェブサイトへの全体的なトラフィックに悪影響を与えていない
▼クリックの質が向上している

  • B!